リフォーム・リノベーション
木造耐震補強工事
木造耐震補強工事の流れ
現地調査・耐震診断を行う
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診断書作成
診断書の結果、建物の耐震性が不十分な場合耐震補強工事を行い耐震性能を高める必要があります。
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補強計画書作成
工事箇所及び工事費を検討して耐震補強の方法について計画書を作成します。
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耐震補強工事
補強計画に基づき耐震補強工事を実施します。
診断報告書
耐震診断とは
耐震診断とは、既存の建物(昭和56年5月以前の木造住宅)で旧耐震基準で設計・施工された耐震性能を保有しない建物を現行の耐震基準(新耐震基準)で耐震性の有無を確認することです。
耐震補強の工事は、既存の建物の状況や耐震診断の結果などによりいくつかの方法があります。
- ①壁の補強
-
- 筋かいによる補強
- 構造用合板による補強
- 筋かいと構造用合板による補強
- ②基礎の補強
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- 基礎の補強
- 基礎の補修
- ③屋根の軽量化
- ④金物
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- 接合金物の設置
- ⑤劣化
-
- 劣化度の改善
施工実例(当社で行った耐震補強工事の一例)
補強方法・壁の補強(構造用合板による耐震補強)
耐震補強概要
土台・柱・梁の接合部に構造用⾦物を取付して、補強します。
厚さ12mmの構造用合板により横揺れに強い壁(耐力壁)をつくります。
構造用金物による接合部の補強
接合金物を取付して耐力壁を補強します。
構造用合板による耐力壁
構造用合板を用いて、耐力壁の強度を確保する。
合板四周(土台・柱・梁)と間柱、受材にくぎ打ちする。
N50(⻑さ50mmの釘)で150mm以内の間隔で土台、間柱、梁に打ち付ける。
実例の耐震診断結果
Before
総合評点0.83
△倒壊する可能性がある
↓
After
総合評点1.18
○一応倒壊しない
評点 | 判定 |
---|---|
1.5以上 | ◎倒壊しない |
1.0以上〜1.5未満 | ○一応倒壊しない |
0.7以上〜1.0未満 | △倒壊する可能性がある |
0.7未満 | ×倒壊する可能性が高い |
総合評点(上部構造評点)が1.0以上になるように耐震補強をします。
また、耐震補強工事とあわせて屋根や外壁、内壁などの建物の劣化状態を調査し、リフォーム工事を⾏うことにより建物劣化度が改善します。
静岡県では市町と連携して、木造住宅の耐震化を促進させるために、耐震診断から補強工事までの一貫した促進制度が創設されています。